京焼は、楽焼を除く京都市付近で焼かれている焼き物の総称ですが、昔、五条坂を中心とした東山一帯で焼かれた清水焼を含めて京焼・清水焼と表現することもあるようです。 今では、京都市の広い範囲で京焼を楽しむことが出来ますが、五条坂、清水焼団地と炭山団地付近が中心となっています。
京焼は、陶器も磁器もあり、製作技法も多岐にわたり各地の焼き物の要素を巧みに取り入れながら発展してきました。 伝統である優雅な「雅」など独特な香りがある焼き物です・
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東北の福島県には、国指定の伝統的工芸品の焼き物の大堀相馬焼と会津本郷焼があります。 会津本郷焼は、東北最古の歴史があるとされていますが、磁器と陶器を作っている珍しい産地でもあります。 安土桃山時代に蒲生氏郷が若松城(鶴ヶ城)の瓦を焼かせたのが起源とも云われています。 尾張(愛知)や美濃(岐阜)地方からたくさんの陶工が移住して産地が形成されてきました。 その名残で、窯元とが集まっている美里町には、「瀬戸町通り」と呼ばれる通りがありますよ・・・ ここでは、毎年8月の第一日曜日早朝4時~昼12時までの早い時間に「せと市」と呼ばれる珍し焼き物市が開催されます。
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>全国には、ぐい呑をペアにして”酒器揃え”として扱っているものがありますが、その中に、見込みに工夫を凝らした面白酒器があります。
”酒のさかな”と銘々された見込みに”さかな”が配置され、お酒をいれるとお魚が泳いでいるように見える酒器揃え。 北海道の女性陶芸家のシリーズですが、”酒”が”さゃけ”とも取れ、”さかな”が”肴”など語呂合わせも面白いネーミングです。
”河童の夫婦”の酒器揃えは、福島県田島の田島万古焼のものです。 見込みには、”あぐらの男河童”と”女座りの女河童”が配置された微笑ましい夫婦酒器です。 手捻りの作品です。 万古焼と云えば四日市万古ですが、田島万古焼き物も”朱泥”ですので、歴史的に繋がりがあるのかも知れません。 ちなみに、福島の二本松にも、二本松万古焼があります。
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福島県南会津には、会津若松と日光・今市を結ぶ会津西街道の宿場町であった大内宿があります。 この街道は、江戸時代には、会津と江戸を結ぶ重要な道路でした。 この旧宿場は、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定(昭和56年4月)されています。 昔の雰囲気が残る寄棟造りの30軒以上が、民家が道路と直角に整然と並んでいて趣のある町並みで、沢山の環境客が訪れます。 建物は、今でも生活に使われていますよ・・・
昔からの伝統的な会津の民芸品・食べ物もありこれも楽しいところです。 会津木綿、会津塗、ねぎそばなどなど・・・近くには、国の伝統的工芸品指定の焼き物「会津本郷焼」もあります。
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【陶のぐい呑や】では、ぐい呑が入る窯元の木箱(共箱)や特製の桐箱を埼玉県の小川和紙を使っています。 小川和紙の歴史は、古く1,300年ほど前から高麗の帰化人により技術が伝来し漉かれていたと云われています。 その中でも「楮(こうぞ)」だけを使用した「細川紙」の製作技術は、「国の無形文化財」の指定を受けています。 江戸時代、細川紙は、紀州(現・和歌山県)高野山細川で作られていましたが、江戸での重要に応えきれず小川町で作られ始めたとされています。
洋紙が普及している現在でも、温かみある手漉きの小川和紙は、根強い人気があり、関連の仕事をしている工房や職人さんにより伝統が守られています。 埼玉県伝統工芸会館では、小川和紙の歴史や和紙を使った作品に出会えます。
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