大堀相馬焼は、福島県にある国が指定した伝統的工芸品のやきものです。 東北地方のやきものの発展に大きな影響を及ぼした350年の歴史を持つやきもので、その特徴もほかの産地には、見られないものがあります。
青ひび ・・・釉薬と土の収縮率の違いで生じる貫入(ひび)
走り駒 ・・・藩主の家紋から付けられたとされる躍動する馬の絵
二重焼 ・・・熱が伝わりにくい二重構造のやきもの
双葉群浪江町の大堀地区に約23軒程の窯元さんが集まっていましたが、3.11東日本大震災の後に発生した福島第一原発事故のため、避難地区となり窯元さんは、福島県や埼玉県などに避難しています。
この結果、廃業した窯元や休業を続けている窯元が多く、現在、福島県各地で約9軒程の窯元が活動しているが現状です。 二本松市に「陶芸の杜おおぼり 二本松工房」が組合の拠点となっていますが、先月、訪問した時は、販売所の展示棚の半分は、空きの状態でした。 しかし、活動している窯元の棚の品揃えは、確実に充実していて、避難先の地で、本格的に活動を始めているとの話も聞きました。 大堀相馬焼の伝統が、継承され、発展していくことを期待しています!【協同組合URL : http://www.somayaki.or.jp 】
(写真は、以前の立派な「陶芸の杜おおぼり」、現在の「二本松工房」、そして、陶徳窯さんの新しい展示場など)
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