最近のやきものの里では、登り窯の煙害や焼成の薪代高騰などの問題があり、ガス窯などが使われ昔ながらの窯里の雰囲気が失われつつあります。 しかし、大分県日田市の山間には、日本の原風景が感じられ、代々、一子相伝を守り伝統的な技法を伝承している「小鹿田焼(おんたやき)」があります。 10軒の窯元が、土づくり~成形~焼成の工程を、家族で行っいる民芸的で素朴なやきものです。 国の重要無形文化財に指定され、この「小鹿田焼の里」は、重要文化的景観に選定されています。
土を砕く唐臼(からうす)の”ギィッ・・・ドン”の心地よい音が、あちらこちらから聞こえ、雰囲気のある登り窯などを見ながら一軒ごと展示場を巡り特徴あるやきものを探すのは、やきもの好きには、楽しくて心が休まります・・・
飛び鉋、刷毛目、櫛描などから生まれる装飾で、素朴で温かさを感じるやきものですね~
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