富山県立山町には「越中瀬戸焼」があります。名前で想像できますが、16世紀末頃に瀬戸焼の陶工が移り住んで始まったやきもので、最盛期には、120軒ほどの窯元で形成された窯場であったと云われています。今は、瀬戸地区に4軒の窯元が作陶活動しています。
近くの里山で採れる白土は、鉄分が少なく粒子が細かいので薄くて軽いやきものであることも特徴の一つです。 この注器は、この白土で成形した立山生息する冬の雷鳥をイメージしたつがいの注器です。 仄々した雰囲気が良いですね!
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能登にある伝統の珠洲焼(石川)!!
能登半島の先端近くの珠洲市には、須恵器の流れをくむ焼締めのやきものがあります。 平安時代末期から始まったやきもので還元焼成による燻べ焼の黒色が特徴です。 当時は、日本海沿いに東北、北陸、北海道まで運ばれるほどの大窯業地でした。 16世紀末には、姿を消しましたが、近年、再興されました。 陶芸家育成のために創設された研修所・珠洲市陶芸センターの効果でどんどん若い陶芸家が育っているのを感じますね・・・
「無釉焼締め」、「自然釉被り」、「還元焼成の燻べ焼」が特徴ですが、一見すると単純なやきものに見えますが、中々味わい深い表情があります。 使えば使うほど肌が落ち着いて綺麗になると云われています。 珠洲焼の里にある珠洲焼館では、窯元や陶芸家の作品が展示販売されていますので、お気に入りのものを見つけることができます。
珠洲までは、能登半島を北上することになりますので、走行距離は長いですが、以前、有料だった「のと里山街道」も無料化になっていますので、快適なドライブを楽しめます
但馬の小京都・出石(豊岡) !!
但馬の小京都と云われる豊岡市出石町は、何時も観光客で賑わっています。 石(磁石)が出るので出石と云うのだと思いますが、白磁の出石焼のやきものが有名です。国の伝統的工芸品に指定されています。4軒ほどの窯元が活動しています。
ここは、5万八千石の城下町だったところで、出石城の一部が再現され当時の雰囲気が残っているところです。明治初期に建設された日本最古の時計台・辰鼓楼も人気の撮影スポットです・・・
全国のやきもの産地にこだわる酒器専門通販店 【陶のぐい呑や】
抜粋
丹波焼の里 春ものがたり!!
全国規模のやきものイベントの季節 !!
2月4日(日)~12日(月)東京ドームでテーブルウエア・フェスティバルが開催されています。 テーマは、「暮らしを彩る器展」です。
やきものの器が中心ですが、塗り物、ガラス物の器や海外のテーブルウエアの展示販売のコーナーやブースが多くなってきているように感じます。 知り合いの窯元さんも常連で出店していますので、お会いするのも楽しみの一つです。
これからの全国規模のやきものイベントは、3月21日(水)から始まる福岡マリンメッセの陶磁器フェアですが、昨年、無くなった名古屋ドームでのイベントは、名前を「やきものワールド」として5月19日(土)から名古屋城で開催されるようです。 全国の窯元が集うやきものイベントは、各地の特徴あるやきものを知ることができますね~
皇居乾通り一般公開 !
先日、一般公開されている「皇居乾通り」を歩いてみました。 平日のためかセキュリティーを過ぎると待つこともなく「坂下門」をくぐり、ニュースでよく見る「宮内庁庁舎」を左手に見て蓮池濠と並行する乾通りを直進し、右に「富士見多聞」を見ながら紅葉を楽しみました。 紅葉の最盛期は、過ぎていましたが日常を忘れる良い雰囲気でした。
途中で右折し西桔橋を渡り常時公開の「皇居東御苑」へ入り広大な芝生広場(昔の江戸城本丸御殿跡)に驚きながら焼け落ちた天守台から都内を眺めました。最後は、大手門から城外へ出ました。 久しぶりによく歩きましたょ!!
御所がある「吹上御苑」は、この「東御苑」よりも広いですから江戸城が如何に大きなお城であったか偲ぶことが出来た貴重な一日でした・・・
第16回こうのす花火大会 !!
色々なメディアで紹介されるようになった「こうのす花火大会」(第16回)が一日順延で10月8日に開催されました! 昨年不発に終わった世界最大級の四尺玉も打ち上げが成功し空いっぱい(直径800m程)に広がる「鳳凰乱舞」を楽しみました!!
花火の写真を撮るのは、なかなか難しいです・・・事前にある程度の準備はしていきましたが、やはり三脚は持って行くべきでしたね~
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佐渡の無名異焼・朱泥のやきもの !
佐渡には、無名異焼と云う特徴ある朱泥のやきものがあります。 佐渡金山から出る鉄分の多い赤色粘土(無名異土)を高温で焼き上げたやきものです。 以前は、漢方の造血剤とされていたそうです。 今では、佐渡の窯元さんだけが許可を受けて採土ができるそうです。 16程の窯元が作陶活動を続けています。
佐渡金山がある相川地区には、佐渡金山の採掘跡、昭和初期に最盛期であった精錬所跡、佐渡奉行所など江戸時代から現代に至る歴史が感じられるものがたくさん保存されています。 しかひ、未だ世界遺産に登録されていないとのことで不思議な感じがします。
新潟から海路で渡る不便さはありますが、見どころが多い観光地です。 自分の車で渡るよりはレンターカーを借りた方が、安く済みますよ・・・!
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六古窯産地が日本遺産に認定!!
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「日本遺産 (Japan Heritage)」 と云う制度を聞いたことがありますか・・・文化庁が平成27年から認定している制度のようです。 少し分かりにくいですが、「地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを“日本遺産”として文化庁が認定する。」とのことです。 簡単に言えば、個々の文化・伝統を指定するのではなく、その周辺の魅力ある有形・無形の様々な文化財群を整備・活用して国内外へ発信していく制度のようです。
鎌倉時代から室町時代に栄え日本のやきものの原点でもある「六古窯」・・・瀬戸焼(愛知)、常滑焼(愛知)、越前焼(福井)、丹波焼(兵庫)、備前焼(岡山)そして信楽焼(滋賀)(ぐい呑写真の順)の周辺には、今でも様々な歴史的な文化財や伝統が残っています。 平成29年4月には、各自治体が申請し認定されました。 それぞれ日本生まれ日本育ちの生粋のやきものもの産地であることが柱になっています・・・
「備前焼」の例では、備前市にある構成文化財として、無形文化財や備前焼の制作技術、沢山の窯跡、窯元ゆかりの神社仏閣、備前焼狛犬、旧 閑谷学校(岡山藩日本最古の公立学校・・国宝)などが全体として指定されました。
かなり難解な定義ですので、平易な言葉で説明し認知度を上げる必要があると感じますが・・・
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江戸時代から近代の風情が残る倉敷美観地区!!
岡山県倉敷市は、江戸時代には天領で代官所が設けられていました。 物資の集散地として倉敷川周辺には、なまこ白壁の屋敷や蔵が建てられ当時の町並みが残っています。 昭和54年には、重要伝統的建造物群保存地区として選定され、俗称、「倉敷美観地区」としてたくさんの観光客が訪れています。
明治以降は、代官屋敷跡は、旧倉敷紡績工場が建てられ、その建物を改修・再利用した複合交流施設も「倉敷アイビースクエア」も観光スポットとなっています。
明治初期に倉敷の豪商であった岡本末吉が地元の良質な陶土を使い「酒津焼」を開窯し民芸運動の柳宗悦、浜田庄司、バーナード・リーチなどの影響を受けて現在まで伝統が継承されています。 倉敷駅前には、展示販売所がありますので、是非、訪れたいですね~
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