陶のぐい呑やのみきちゃん の紹介

全国やきもの産地の酒器ぐい呑を専門に通販している【陶のぐい呑や】の店長です。 各地の手作り酒器ぐい呑のことや日常の出来事を写真で紹介しています。

日本の原風景・小鹿田焼の里!!

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最近のやきものの里では、登り窯の煙害や焼成の薪代高騰などの問題があり、ガス窯などが使われ昔ながらの窯里の雰囲気が失われつつあります。 しかし、大分県日田市の山間には、日本の原風景が感じられ、代々、一子相伝を守り伝統的な技法を伝承している「小鹿田焼(おんたやき)」があります。 10軒の窯元が、土づくり~成形~焼成の工程を、家族で行っいる民芸的で素朴なやきものです。 国の重要無形文化財に指定され、この「小鹿田焼の里」は、重要文化的景観に選定されています。
土を砕く唐臼(からうす)の”ギィッ・・・ドン”の心地よい音が、あちらこちらから聞こえ、雰囲気のある登り窯などを見ながら一軒ごと展示場を巡り特徴あるやきものを探すのは、やきもの好きには、楽しくて心が休まります・・・ 
飛び鉋、刷毛目、櫛描などから生まれる装飾で、素朴で温かさを感じるやきものですね~ 

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鴻巣の「びっくりひな祭り」!!

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女の子の健やかな成長を祈る節句・ひな祭りです。 全国で色々な行事が開催されていますが、埼玉県鴻巣では、日本一のピラミッドひな壇の「びっくりひな祭り」が、開催されています。 今年で12回目となります。 鴻巣は、江戸時代から約380年続く伝統ある人形の町です。今年は、新会場で31段7メートルひな壇が、展示されています。
この他市内の6会場で、たくさんの雛人形が飾られています・・・

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テーブルウェア・フェスティバル@東京ドーム!!

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東京ドームでテーブルウェア・フェスティバル2016が2月8日(月)まで開催されていました。全国の窯里の特徴あるやきものが展示販売されていますので、焼き物好きには、興味あるイベントです。ここには、知り合いの窯元さんが多数出店されますので、毎年、楽しみにしています・・・また、全国の塗りものの工芸品も多数展示されていますので、日本の伝統的工芸の素晴らしさが再認識できる場でもあります。
3月には福岡マリンメッセでも全国陶磁器フェアが開催される予定ですよ~

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薩摩焼の一系統である特徴ある”龍門司焼”!!

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九州鹿児島県には、伝統的なやきもの・薩摩焼があります。 その特徴は、多様な様式がある事です。 系統で分けると堅野系、龍門司系そして苗代川系など三系統があります。何れも、文禄・慶長の役(1592・1598)で、島津藩が伴ってきた朝鮮陶工が初めたやきものが、今の鹿児島県で広がったものです。 この役は、「やきもの戦争」と云われるほど、各藩が競って朝鮮陶工を使い九州を始め各地でやきものを始めています。 
その中で、龍門司焼は、渡来した陶工・芳珍の孫である山本碗右衛門が桜島を南に臨む加治木で開窯したやきもので、300年ほどの歴史があることになります。 黒釉に青釉や白釉を流したもの、三彩、蛇蝎、鮫肌など、特徴あるやきものが楽しめます。 現在は、2軒の窯元が伝統を継承しています。

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おすすめの産地の一つ丹波焼の里!!

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丹波焼の里で、是非、紹介したいところがあります。 「立杭 陶の郷」で、ここは、位置的に丹波焼の里の中心になります。 特に「窯元横丁」と呼ばれる丹波焼窯元の作品を展示販売している建物は、必見です。 各窯元のブースが並んでいて、ここで、丹波焼の特徴や窯元の作品の作風を知ることができます。 ここ で、興味ある窯元さんを確認して、窯元さんの展示場を巡る方も大勢いますね・・・ 当店は、仕入れで全国のやきもの産地に出掛けますが、ここほどやきもの好きに便利な産地は、ありません。 一度は、日本六古窯一つで国の伝統的工芸品に指定されている丹波焼に触れて見て下さい!! 伝統的技法で作られたものと新しい感 覚のものの両方を楽しめますよ・・・
丹波焼は、昔から徳利生産で有名なところです。 写真は、豪快な砂泥塗り分けのかぶら徳利!!

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丹波焼の里で登り窯が再興!!

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先月21日(土)に兵庫県立杭の丹波焼の里に行ってきました。 偶然にも、現役最古の登り窯の火入れに遭遇しました。 この登り窯は、丹波焼の郷の活性化のため明治28年に築窯されたものを窯元さんやサポーターの努力で再興したものです。 丹波焼の登り窯は、背が低く斜面を蛇が登るような特徴があり蛇窯と云わ れていますが、長さは、47mで9焼成室もあります。 4日間昼夜を通して焼成されるので、窯元さんが交代で火の番をするそうです。
 今では、登り窯での焼成は、煙害問題や赤松の薪の調達が難しいなどの理由で、全国的にその数は減少していますが、この伝統のやきものの里・立杭では、夢と期待のシンボルとなるのでしょう。 これから、どんなやきものが焼き上がるのか楽しみです・・・こんなラッキー遭遇は、今後無いかもしれません~  

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今年最後のやきものイベント !!

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全国的なきもののイベントである「ドームやきものワールド」が11月25日まで名古屋ドーム開催されました。今年で10年目になります。全国のやきもの産地から窯元や組合などが特徴ある商品を展示していました。 企画的なゾーンもありますので、やきもの好きには、嬉しい今年最後のイベントでしたね・・・
これ以外には、東京では、テーブルウエア・フェスティバルが、2月に福岡では、陶磁器フェアが、3月に、やきものフェアが、仙台で7月に開催されます。 全国のやきものを知るには、最適なイベントですよ~
当店とお付き合いのある窯元さんが多数参加されていますので、効率的に情報交換や親交を深めることができました。

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民芸の香りが残る益子焼(栃木)!

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関東の代表的な焼き物と云えば栃木県の益子焼です。 長い歴史と伝統がある焼き物ですが、特に、昭和初期に盛んになった「用の美」を追求する民芸運動で活躍した陶芸家・濱田庄司が住んだ益子では、民芸の雰囲気が残る焼き物が作られています。 因みに、今では、すっかり普通の言葉になっている「民芸」は、民芸運動の提唱者である柳宗悦が造った造語で、「民衆の生活に必要な工芸品」のことです。
開窯は、江戸時代後期で、近接した茨城にある笠間焼から技術が伝わり、相馬焼などの影響を受けながら発展してきました。
 
今では、この民芸的な焼き物に加えてモダンなものも創られ多様で独創的な焼き物を楽しむことができます。 後楽シーズンには、中心街の城内坂を中心に大規模な陶器市が開かれ、たくさんの焼き物好きが買いもを楽しんでいます。この10月31日(土)~11月4日(水)にも、「益子 秋の陶器市」が始まりますよ~

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磁器のやきものの産地・砥部焼!!

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松山市から南に15分ほど車で走ると、砥部町があります。 ここは、国の伝統的工芸品に指定されている砥部焼の窯里です。 江戸時代初期には、陶器が焼かれていてこれが起源とされていますが、江戸時代中期に砥石のくずを使って磁器を焼くようになり現在まで続いています。
砥部町には、約100軒の窯元があり磁器の生産地としては、大規模な産地となっています。その中心に「砥部焼伝統産業会館」があり、ここで砥部焼の全体像が掴めます。 この近辺には、歩ける範囲に窯元が集まっていますので、散策しながら焼き物を楽しむことができます。 砥部焼の磁器は、一般的に厚めですが、伝統な染付意匠からモダン意匠・形状のものまで多様化が進んでいます。

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多様な織部様式!!

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東海地方の代表的なやきものである瀬戸焼(愛知)と美濃焼(岐阜)は、桃山時代から続く伝統的な釉薬の多様性が楽しむことができて焼き物好きには、興味の尽きないやきものです。 黄瀬戸、瀬戸黒、志野そして織部と、次々と誕生しました。 それぞれのバリエィションも豊かですね・・・
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その中で、茶人の古田織部の好みと指導により発展したとされる歪がある造形と斬新なデザインが特徴の織部様式には、たくさんの派生の織部があります。 よく目にするのは、銅緑釉、長石釉と鉄釉を使った斬新な意匠が基本の青織部ですが、黒織部、総織部、鳴海織部、唐津織部、弥七田織部などたくさんの織部があり面白いですね・・・

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